広く浸透した技である反面、インターネット上やライト層の間ではいくつかの事実誤認や設定の混同が散見されます。公式設定資料の記述をベースに、代表的な誤解を解き明かします。
最も多い誤解の一つが、「ゴッドフィンガーは単に敵の頭を掴んで握り潰しているだけ」という認識です。前述の通り、握撃で装甲を破砕していたのはシャイニングフィンガーの基本挙動であり、ゴッドフィンガーの本質はマニピュレーターを導管とした液体金属+超高熱プラズマエネルギーの体内注入です。物理的な握力ではなく、内部から強制的に熱暴走を引き起こす技術であるため、いかに外装が堅牢なガンダムファイターであっても防ぐことが困難という設定になっています。
さらに、口上の一部を誤って覚えているケースも少なくありません。シャイニングフィンガーの「光って唸る」と、ゴッドフィンガーの「真っ赤に燃える」が頭の中で混ざり、「光って燃える」などと誤読される場面が見られます。技の成長プロセスにおいて、ドモンの怒りが浄化され、闘志が紅蓮の炎となって昇華されたからこその「真っ赤に燃える」というフレーズである点は、ストーリー理解において欠かせない要点です。