プラダ青山店の魅力解剖!世界的人気建築と予約・ドレスコードの真相

プラダ青山店の魅力解剖!世界的人気建築と予約・ドレスコードの真相

プラダ青山店の魅力解剖!世界的人気建築と予約・ドレスコードの真相の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

みゆき通りを歩くと突如現れるダイヤモンド型の格子構造。プラダ青山店の建築デザインを担当したのは、スイス出身の世界的建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)です。ロンドンの「テート・モダン」や北京国家体育場(鳥の巣)を手掛け、建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞した彼らが、ブランドを率いるミウッチャ・プラダとパトリツィオ・ベルテッリのビジョンに呼応して具現化したプロジェクトが、このプラダ エピックセンター 青山でした。

建築史において特筆すべきは、外壁を構成する約840枚の菱形ガラスパネルです。これらは単なる平面ではなく、凸面、凹面、平面が計算し尽くされた配置で組み合わされています。日中の自然光が差し込む時間帯には外の街並みが万華鏡のように揺らめいて店内に投影され、夜間には内部の柔らかなライティングが街路へと漏れ出し、建物全体が自発光するランタンのような幻想的な表情を見せます。当時の建築専門誌への寄稿でヘルツォーク氏が「外観を見る者と、内部から街を見下ろす者の視線が交錯する光学的な対話を生み出した」と述懐している通り、内と外の境界線を曖昧にする空間設計は、20年以上の歳月を経ても一切色褪せていません。

構造面では、地上6階・地下2階のボリュームを支えるために、耐震性に優れた鋼管コンクリート構造のチューブとスラブを一体化。日本の厳しい耐震基準をクリアしながら、内部に無駄な柱を極力排除した開放的な大空間を実現しています。ショッピングという商業行為を、まるで現代アートのインスタレーションを巡るような鑑賞体験へと昇華させた点こそ、この建造物が世界的な評価を受け続ける根本的な要因です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。