スクープTVの社長を巡る誤解の中で最も顕著なのが、「演者を酷使して甘い汁を吸う謎の黒幕」というステレオタイプです。ネット上では匿名掲示板を中心に、社長の豪遊伝説やワンマン経営を揶揄する声が散見されますが、これはパチスロ媒体運営の現場構造を知らない外野の偏見に過ぎません。
ホール関係者の取材から浮き彫りになるのは、むしろ「代理店や遊技機ホールとのシビアな折衝を一手に引き受ける盾」としての社長の姿です。来店取材規制が年々厳しさを増す中、射幸性を煽るような動画タイトルやサムネイルに対しては、所轄警察や業界団体からの厳しい監視の目が向けられます。演者たちが動画内で自由に暴れ、破天荒な言動でファンを沸かせられるのは、その全責任と業界内での政治的立ち回りを社長が裏で一手に引き受けているからです。
動画内で寺井さんが社長をいじるネタが成立していること自体が、良好な信頼関係の証明です。本当に恐怖で支配された独裁的組織であれば、トップをネタにして笑いを取るようなコンテンツは社内検閲で真っ先にカットされます。自虐的な演出をコンテンツとして昇華させる懐の深さこそが、社長の真の人物像と言えます。