フランス語で「黄金の飛翔」を意味する「エラン(élan)」と「ドール(d'or)」。この美しい名を持つ賞が産声を上げたのは、昭和30年代の足音が聞こえ始めた1956年のことです。当時はまだテレビ放送が始まって間もなく、映画が娯楽の王様として君臨していた時代でした。日本の映像文化をより豊かにし、次世代を担うクリエイターやキャストを育成したい。そんなプロデューサーたちの熱い志から、このアワードはスタートしました。
当初は映画界中心の選考でしたが、メディアの多様化に伴い、テレビドラマ部門が追加され、現在では配信コンテンツもその射程に捉えています。時代が変わっても、選考の根底にある「未来の才能への投資」という精神は揺らぎません。トロフィーに刻まれた黄金の翼は、受賞者たちがさらなる高みへと羽ばたくための願いそのものなのです。