異変が起きたのは、ライブツアーとモデル撮影、さらに動画配信の収録がぎっしりと詰まった多忙な時期だった。周囲のスタッフによると、谷琢磨は連日のハードスケジュールの中でも決して弱音を吐かず、常に完璧な「女の子のビジュアル」と高い演奏クオリティを保ち続けていたという。しかし、ある日のリハーサル直後、猛烈なめまいと身体の麻痺を訴え、その場に倒れ込んだ。
当時、ファンの間では「急な体調不良によるイベント出演キャンセル」とだけ発表され、詳しい病名は伏せられていた。そのためSNS上では様々な憶測が飛び交う事態となった。「極端な体型維持による栄養失調ではないか」「激務による自律神経の乱れか」といった声が上がる中、本人の口から真実が語られるまでには一定の時間を要した。それほど事態は切迫していたのだ。