二人の関係性が最も純粋な形で爆発した現場として、松本人志が手掛けたAmazonプライム・ビデオの『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』を挙げる声は少なくありません。密室の中で芸人たちが笑わせ合い、笑った者から脱落していく極限状態において、ザコシショウとケンコバの存在感は際立っていました。
ザコシショウがトレードマークの黒ブリーフ姿で奇怪な奇声を上げ、誇張しすぎた小道具を繰り出すと、参加芸人たちは恐怖に慄きます。その際、ケンコバは自らも笑いの危険に晒されながら、「こいつは化け物や」「何年地下におったと思ってんねん」とボソリと解説を挟むのです。この一言が、ザコシショウの狂気に「物語」と「説得力」を付与し、視聴者や対戦相手の笑いのツボを完全に破壊します。
SNSやネット掲示板における視聴者の生の声を見ても、二人の共演に対する熱狂は圧倒的です。
- 「ケンコバがザコシを見る目が、完全に『俺の自慢の友達を見てくれ』という誇らしげな顔をしていて泣ける」
- 「ドキュメンタルでザコシが暴れるとき、ケンコバだけが一切引かずにその狂気を真正面から受け止めて倍にして返している」
- 「ラジオで二人が話しているのを聴くと、30年前にタイムスリップしたような青春の空気が伝わってきて心地いい」
陣内智則が自身のYouTubeチャンネルやトーク番組で語った証言も印象的です。「同期の中で、ザコシのことをずーっと『一番おもろい』と言い続けていたのはコバだけやった。俺らはザコシの笑いを理解しきれんかった時期もあったけど、コバだけはブレんかった」と告白しています。時代の流行や吉本の体制にとらわれず、純粋なお笑いIQだけで本質を見抜いていたケンコバの眼力と、その期待を裏切らずに怪物であり続けたザコシショウの愚直さが、現在の熱狂を支えています。