小泉信三の家系図と子孫の現在|小泉純一郎との血縁の真相を暴く

小泉信三の家系図と子孫の現在|小泉純一郎との血縁の真相を暴く

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小泉信三の家系を深く理解する上で、決して外すことができない最重要人物が、実父である小泉信吉(こいずみ のぶきち、1849〜1894)です。信三の人格形成と人生の進路は、この父が築いた基盤によって決定づけられました。

小泉信吉は紀州藩士の長男として生まれ、若くして江戸に上り福澤諭吉が創設した慶應義塾に学びました。福澤からの信頼は絶大で、慶應義塾草創期の運営を任されただけでなく、英国留学を経て近代銀行制度の構築に参画。横浜正金銀行(現・三菱UFJ銀行の前身)の支配人や、時事新報社の経営に携わるなど、福澤門下の重鎮として活躍しました。信三はこの父・信吉と母・千代の長男として、1888年(明治21年)に東京府芝区三田(現在の東京都港区三田)の福澤邸構内で誕生しました。

福澤諭吉の膝元で育った信三の家族構成は、まさに近代日本の学術・教養の粋を集めた環境でした。信三は阿部泰蔵(明治生命創業者)の娘・とみ夫人と結婚し、家庭を築きます。夫妻の間には一男三女が誕生しました。

  • 父:小泉信吉(紀州藩士、慶應義塾幹事、横浜正金銀行支配人)
  • 母:小泉千代
  • 本人:小泉信三(経済学者、第7代慶應義塾長、東宮御教育常時参与)
  • 妻:小泉とみ(阿部泰蔵の三女)
  • 長男:小泉信太郎(慶應義塾大学卒、海軍主計大尉、1944年戦死)
  • 長女:加代(加勢野博夫人)
  • 次女:美保子(武田純二郎夫人)
  • 三女:菊枝

小泉信三自身、自著『私と福澤諭吉』などの手記のなかで、幼少期に福澤先生から頭を撫でられた記憶や、父・信吉の遺言にも等しい「独立自尊」の精神を生涯の指針としたことを述懐しています。三田の地に脈打つ慶應義塾の精神が、そのまま小泉家の家庭教育の根底にあったのです。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。