拒食症で死亡した芸能人の真相|過酷な闘病と激やせの裏にある真実

拒食症で死亡した芸能人の真相|過酷な闘病と激やせの裏にある真実

拒食症で死亡した芸能人の真相|過酷な闘病と激やせの裏にある真実を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

拒食症によって世界中に最大の衝撃を与えた歴史的事例といえば、1970年代に一世を風靡した米ポップデュオ「カーペンターズ」の歌姫、カレン・カーペンターの急逝です。1983年2月4日、わずか32歳の若さで命を落とした彼女の公式な死因は、拒食症の合併症による心不全でした。当時の検視報告や関係者の証言によると、彼女は長年にわたり下剤の乱用や催吐薬(イペカックシロップ)の常用を続けており、心筋に不可逆的なダメージを負っていたことが判明しています。生前のインタビューで彼女が見せた翳りのある笑顔の裏には、「兄リチャードの才能を引き立てる従順な妹」であり続けようとする重圧と、完璧な容姿を追い求める過絶な葛藤がありました。

また、ファッション界における過度な痩身信仰に警鐘を鳴らし、自らの命を賭してメッセージを発信し続けたのが、フランスのモデル・女優であるイザベル・カロです。2007年、イタリアの広告写真家オリビエーロ・トスカーニが撮影した「No Anorexia(拒食症反対)」キャンペーンの大型看板に、身長約165cmに対して体重30kg前後という骨と皮ばかりの全裸姿を晒した姿は世界中に激震を走らせました。イザベルは2010年11月、重度の呼吸器疾患と多臓器不全により28歳でこの世を去りました。自著『ちいさな女の子は太りたくなかった』で彼女が告白したのは、幼少期から母に「成長して大人の身体になってほしくない」と束縛され続けた歪んだ家庭環境でした。

日本国内においても、実名での死亡公表こそプライバシー保護の観点から控えられがちであるものの、激やせ報道の末に体調を著しく崩して第一線を退いたタレントや、過食嘔吐などの摂食障害を抱えていたことを後に赤裸々に手記で明かした表現者は少なくありません。華やかなスポットライトの裏には、一歩間違えれば死に直結する底知れぬ孤独と恐怖が確実に潜んでいます。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。