カウンセリング現場で最も多く寄せられる疑問が、髪質改善と縮毛矯正の違いについてです。この二者は毛髪内部にアプローチするプロセスと、根本的な目的に明確な境界線が存在します。
従来の一般的な縮毛矯正は、アルカリ剤によってキューティクルを開き、毛髪の主結合である「シスチン結合(S-S結合)」を還元剤で切断したうえで、アイロンの熱で真っ直ぐに固定して再酸化させます。強いクセ毛を半永久的にストレートへ変える圧倒的な力を持つ反面、アルカリによる膨潤と熱処理によって毛髪内部への負担が蓄積しやすい側面を持ちます。
対して、トリートメント領域の髪質改善(代表格としての酸熱トリートメントなど)は、グリオキシル酸やレブリン酸などの酸性成分を用い、熱反応によって毛髪内に新たな疑似結合(イミン結合など)を架橋形成します。髪の骨格を補強してハリ・コシと艶を与える処方であるため、「強い縮毛を伸ばす力」はありません。うねりを伸ばしたいのに酸熱トリートメントを選ぶと、「1週間で元に戻った」という不満に直結します。
近年高い支持を集める酸性ストレートは、これらの中間に位置します。弱酸性領域で作用する還元剤(GMTやスピエラなど)を使い、毛髪への負担を極限まで抑えながらS-S結合に適度なアプローチを仕掛ける技術です。ブリーチ毛やエイジングによる細毛でも自然なストレートが実現できるため、酸性ストレートの大阪での評判は非常に高く、予約が殺到する一因となっています。