大学入試改革に伴い、多くの大学が総合型選抜アピール資格や推薦要件として資格保有者を優遇する仕組みを明文化しています。特に文理を問わず高い効果を発揮する3つの検定に注目が集まります。
筆頭に挙げられるのが英検準2級・2級の大学入試優遇です。全国の国公立・私立大学の約8割が英語外部検定利用入試を導入しており、2級を取得していれば「共通テスト英語のみなし満点(または80〜90点換算)」や「独自英語試験の免除」といった直接的な恩恵を受けられます。難関大の総合型選抜を目指す層では、高校2年次までに準1級へ到達し、他の受験生に大きなアドバンテージをつける動きが標準化しています。
経済・経営・商学系への進学を志望する生徒にとって、日商簿記検定の高校生におけるメリットは絶大です。高校生が簿記2級を保持しているケースは普通科ではまだ珍しく、財務諸表を読み解く素養や主体的な探究心の証明になります。一部の有名私立大学では、簿記2級取得者に対して出願資格の付与や特待生選抜の道を開いており、一般入試のペーパーテストを回避した進路開拓が可能です。
さらに情報化が進む教育環境において、ITパスポートの高校生による独学取得が急伸しています。大学入学共通テストにおける「情報Ⅰ」の導入に伴い、基礎的なネットワーク、セキュリティ、プロジェクト管理の知識を持つ生徒を高く評価する大学が増加しました。文系学部のDX系コースや総合政策系学部でも、実学に基づいた探究活動の客観証拠として高く評価されています。