核家族化や単身世帯の増加に伴い、スーパーの主流となっているカットスイカ。パック詰めされた断面を視認できる分、実は丸ごとのスイカよりも確実においしいものを選ぶことができます。
野菜ソムリエや青果バイヤーが推奨するカットスイカの美味しい見分け方の基準は、皮と果肉の境目にあります。
外側の緑の皮と赤い果肉の間にある「白い皮の部分」に注目してください。この白い部分と赤い果肉の境界線がくっきりと鮮明に分かれているものは、しっかりと完熟してシャリ感(クリスピーな歯ごたえ)が抜群です。境目がぼやけて白から赤へグラデーションのように濁っている個体は、未熟か水分が抜けてボケている可能性が高くなります。
また、スイカは中心部分が最も糖度が高く甘いという構造的特徴を持っています。カットスイカを選ぶ際は、果実の中心部がしっかり含まれているブロックや、果肉に鬆(す)が入って崩れていないものを選ぶのが鉄則です。
さらに、食べる際のストレスを激減させるスイカ種が少ない見分け方の裏ワザがあります。スイカの種は適当に散らばっているわけではなく、中心から外側に向かって走る「維管束(3本の放射状ライン)」の周辺に規則正しく配列されています。
- 外側の黒い縞模様の直下に維管束が通っているため、黒い縞のラインに沿って包丁を入れると、断面に種がズラリと露出します。
- 露出した種をお箸やスプーンでサッと削ぎ落とせば、内部にはほとんど種が残らない「実質的な種なし状態」で快適に食べることができます。