巨人へ移籍したサブロー氏は背番号「0」を背負い、勝負強い打撃で東京ドームのファンを沸かせました。しかし、本人の心の中にあった「マリーンズへの強い愛着」は消えることがありませんでした。2011年シーズン終了後、サブロー氏は取得していた国内フリーエージェント(FA)権の行使を決断します。
巨人側からの慰留や他球団からの関心も寄せられる中、大村氏が選んだのは「千葉ロッテマリーンズへの復帰」という前代未聞の選択でした。移籍からわずか半年での古巣復帰は、当時のファンの感情を激しく揺さぶりました。
ZOZOマリンスタジアム(当時・QVCマリンフィールド)での復帰会見で見せた安堵の表情と、「もう一度このチームで優勝したい」という決意表明。そして開幕戦、球場全体に響き渡ったサブロー専用の応援歌とウグイス嬢・谷保恵美さんによる独特のロングトーンアナウンス(「サブローーーーー!」)は、球場に詰めかけた数万人のファンを歓喜と涙で包み込みました。