小川さゆり氏が自らの足で立ち上がり、壮絶な過去と対峙できた背景には、現在の夫(旦那)の無条件の理解と支えがあります。2人の出会いは教団とは無関係の一般社会であり、夫は彼女が抱えていた生い立ちの苦悩やPTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を深く理解し、受け止め続けました。
家庭内での信仰強要やアルバイト代の献金搾取、恋愛禁止といった厳しい教義下で育った彼女にとって、自分の意思を尊重してくれる夫との関係は「生まれて初めて得られた心理的安全性」でした。2人の間には待望の子どもが誕生しており、彼女は母となったことで「自分の子どもには絶対に同じ苦しみを味わせない」「宗教2世として生まれたすべての子どもたちの未来を守りたい」という思いをより強固なものにしました。
2026年現在の小川氏は、メディアへの頻繁な露出こそ控えているものの、自著を通じた啓発活動や、超党派の議員連盟・支援団体との連携を継続しています。日常生活においては、教団の後遺症に苦しむ当事者の相談支援や、自らの家庭で温かな子育てを実践することに注力しており、過酷なトラウマを乗り越えて一歩ずつ自立した人生を歩んでいます。