吉本新喜劇という伝統ある劇団に所属しながら、なぜこの二人がピンポイントでコンビを組むに至ったのか。その原点は、2010年代半ばの新喜劇若手公演やイベントでの試行錯誤にありました。
松浦真也は、新喜劇入団以前からバンド活動で培ったプロ級のギター演奏技術を持っており、すでに「すち子&真也」などのユニットで卓越したギター芸を確立していました。対する森田まりこは、持ちネタである「リアルゴリラのモノマネ」や宝塚歌劇団仕込みのダンススキルで頭角を現していた実力派です。
「松浦の奏でる哀愁のフラメンコ調ギター」と「森田のダイナミックな身体表現」を掛け合わせるアイデアが劇場の合間から生まれ、試演を重ねる中で生まれたのがヤンシー&マリコンヌでした。2018年には毎日放送主催の『歌ネタ王決定戦2018』に出場し、名だたるプロの音ネタ芸人を相手に堂々の準優勝を獲得。これを契機に全国区の知名度を獲得し、新喜劇の枠を超えた単独ユニットとしての地位を確立しました。