連載完結後も読者アンケートやSNS上で白銀御行が高く評価され続ける理由は、彼が「無敵の主人公」ではなかった点にあります。
学業では頂点に立ちながらも、運動神経、歌唱力、ダンス、魚の捌き方など、あらゆる実技面で壊滅的なポンコツぶりを露呈。その度に書記・藤原千花による壮絶な特訓(母と子のような猛烈な指導)を受け、血のにじむ特訓の末に克服していく姿が描かれました。
弱さを隠すために見栄を張りながらも、泥臭く努力することを決してやめない姿勢は、完璧超人タイプの主人公にはない深い親近感と勇気を読者に与えました。ファンの声を見ても「天才ではなく凡人が努力で天才に追いつく姿に泣けた」「カッコ悪さを晒せるのが本当の強さ」といった熱い共感が多数寄せられています。