阿川佐和子氏のパブリックイメージに最も大きな影を落としたのが、2017年5月に発表された63歳での初婚を巡るスキャンダルです。お相手は6歳年上の元慶應義塾大学教授・S氏(法学博士)。長年「独身の星」として自虐トークを展開してきた阿川氏の結婚発表は当初、祝福ムードに包まれました。
しかし、直後に『週刊文春』や『女性セブン』をはじめとする週刊各誌が、2人の関係の長期性と前妻との離婚劇をスクープしたことで状況は一変します。報道によると、2人の出会いは30年以上前に遡り、S氏には妻と3人の子どもがいた時期から深い親交が続いていたとされています。
報道関係者の証言や当時の手記によると、S氏は長期間にわたって別居状態にあり、前妻との法的な婚姻関係が解消されたのが結婚の数年前であったとされています。前妻側からの告白記事では「長年家庭を壊された」という苦渋のコメントが掲載され、阿川氏が標榜してきた「清潔で真面目な良識人」というイメージとの間に決定的な亀裂を生じさせました。
法的に独身同士となってからの入籍であったとはいえ、長年にわたる不倫・愛人関係の末のゴールインであったという印象は強く残り、「結局は略奪婚ではないか」「他人の家庭を崩壊させておいて堂々と幸せを語る無神経さが嫌い」という道徳的な反発が、現在のアンチ感情の強固な土台となっています。