映像化においてこの着ぐるみを社会現象へと押し上げたのが、2006年11月6日にフジテレビ系列で放送されたドラマ版である。「のだめ マングース ドラマ 何話で観られるのか」という検索が後を絶たないが、該当するのは第4話「キス成るか!? 暴走アンサンブル・桃ヶ丘祭の奇跡」だ。
桃ヶ丘音楽大学の学園祭において、千秋真一(玉木宏)が率いる落ちこぼれ軍団「Sオケ」が披露したのだめカンタービレ 学園祭 Sオケ 演奏曲は、ジョージ・ガーシュウィン作曲の傑作『ラプソディ・イン・ブルー』。通常ならグランドピアノが担うべき超絶技巧のソロパートを、のだめはなんとピアニカ(鍵盤ハーモニカ)を抱えて登場した。
ステージ中央に現れたのだめカンタービレ 上野樹里 着ぐるみの姿は、視聴者に衝撃を与えた。ホースをくわえ、着ぐるみの短い手足でステップを踏みながら鍵盤を叩く圧倒的な躍動感。これこそがのだめカンタービレ ドラマ 名シーンの筆頭に挙げられる伝説のシークエンスである。さらに演出のスパイスとなったのが、千秋からハリセンで突っ込まれた際や足を踏まれた際に鳴り響くのだめカンタービレ マングース 鳴き声(頭部や頬に仕込まれたオモチャの笛による「プピピッ」「キュッ」という音)と、上野樹里の放つ奇声「ぎゃぼー」のシンクロであった。
この第4話の世帯平均視聴率は18.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し、放送翌日には全国の楽器店でピアニカの在庫が払底するという社会現象を引き起こした。