普段の鈴木園子は、親友である毛利蘭の傍らでコミカルかつ感情豊かに立ち回るムードメーカーだ。カチューシャでしっかりと上げられた前髪は、彼女の開放的で飾らない人柄をシンボライズしている。しかし、その前髪が下りた瞬間、視聴者が目にするのは「隠されていた大人の気品」と「あどけない透明感」の同居だ。
このあまりの落差に、初見の視聴者は「誰この美少女?」「一瞬、新キャラクターかと思った」とパニックに陥る。普段の親しみやすさという下地があるからこそ、前髪を下ろした姿の破壊力は跳ね上がる。計算し尽くされたギャップ演出は、キャラクターデザインの妙というほか判定のしようがない。