当時を知る世代にとって、名古屋市守山区のレジャープールといえば誰もがこの地を真っ先に挙げます。緑豊かな小高い丘の上に忽然と現れる巨大な水上要塞は、当時の子どもたちにとってまさに夢の国でした。
パーク内の主役は何といっても多彩な竜泉寺ウォーターパークのスライダー群でした。高台の斜面を活かしたロングスライダーや、視覚的なスリル満点の曲がりくねったチューブ型スライダーは連日長蛇の列を記録。着水時の凄まじい水しぶきと歓声は、守山区の夏の風物詩でした。
さらに、規則的な大波が押し寄せる「造波プール」や、浮き輪に乗って永遠に身を任せられる「流れるプール」、幼児向けの浅い水遊びエリアまで完備。敷地内の売店で買い求めたフランクフルトやカップラーメン、真夏の焼けるようなコンクリートの熱さとともに、今も多くの人々の記憶に刻まれています。現在SNSやアーカイブで共有される竜泉寺ウォーターパークの昔の写真には、パラソルが所狭しと並び、足の踏み場もないほど賑わう昭和・平成初期の熱狂が克明に写し出されています。