スパイクを語る上で欠かせないのが、1949年公開の『ブルおじさん(Love That Puppy)』から登場した息子の「タイク(Tyke)」です。タイクはスパイクと同じブルドッグの子犬で、まだ小さく愛らしい姿をしています。
普段は恐ろしい形相で吠えるスパイクですが、タイクの前では表情が一変し、目尻を下げてデレデレになる猛烈な「親バカ」ぶりを発揮します。タイクに骨の埋め方や吠え方を優しく教えたり、丁寧に体を洗ってあげたりと、愛情を注ぐ姿はまさに理想の父親そのものです。スパイクにとってタイクは何よりも尊い存在であり、このスパイクとタイクの親子関係こそが作中のあらゆる波乱の引き金となります。