大会の模様が放送されるたび、SNSやネット掲示板では「感動的な青春ドキュメンタリー」と称賛される一方で、過激化する演出への批判的な声も根強く上がってきました。
特に2000年代中盤から2010年代にかけては、「学生の極限状態を消費する感動ポルノではないか」「危険なフライトを美化しすぎている」といった厳しい指摘が相次ぎました。パイロットが極限の疲労で絶叫しながらペダルを漕ぐシーンや、大破する機体のスローモーション映像が、視聴者に過度な恐怖感と不信感を与えた側面は否定できません。
しかし、裁判報道以降は世論の監視の目も一段と厳しくなり、読売テレビ側も「感動やスペクタクル優先」から「安全最優先の本格的スカイスポーツ」へと番組制作のトーンをシフトさせています。過剰に悲壮感を煽る演出は影を潜め、機体の工学的完成度やチームの論理的なフライトマネジメントに焦点を当てる構成へと進化を遂げています。