深津一成のキャラクター造形やプレースタイルには、長年ファンの間やバスケ専門メディアでモデル論争が繰り広げられてきました。山王工業のモデル校が秋田県の超名門・能代工業高校であることは公知の事実ですが、深津のモデルとしては当時の能代工業を支えた歴代の名ガード陣の系譜(田臥勇太以前の黄金期を支えた大型ガードたち)が色濃く反映されていると分析されています。
また、NBAの伝説的ポイントガードであり、強靭なディフェンスと冷静なポストアップを武器としたマーク・ジャクソンや、卓越したゲーム支配力を持ったジョン・ストックトンといった90年代の名手の要素が巧みに融合されています。
そして、2022年末に公開され社会現象を巻き起こした映画『THE FIRST SLAM DUNK』において、深津一成の声を担当したのは実力派声優の奈良徹(なら とおる)氏です。
奈良氏は、深津のトレードマークである感情を一切表に出さないフラットなトーンと、コート全体を威圧する底知れない重厚感を完璧に表現。映画版では宮城リョータ視点の物語として描かれたため、リョータの眼前に立ちはだかる深津の「巨大な壁」としての恐ろしさが、奈良氏の静かなボイスアクトによって凄まじい臨場感で再現されました。