台湾中部の南投県鹿谷郷にある「凍頂山」一帯で栽培が始まった凍頂烏龍茶は、台湾茶を代表するブランド茶葉です。茶葉を強く揉み込んで丸めた「半球型(球状)」の形状が特徴で、お湯を注ぐと茶葉が大きく広がり、蘭の花のような優雅な香りと澄んだ黄金色の水色(すいしょく)が立ち上ります。
一般的な烏龍茶や日本の緑茶と異なる最大の要素は、その発酵度(約15〜30%の中発酵)にあります。不発酵の緑茶と完全発酵の紅茶のちょうど中間に位置し、職人の丁寧な焙煎技術によって、渋みが少なく喉越しの良い甘み(回甘・フイガン)が生まれます。日本人の味覚に極めて馴染みやすい上品な味わいでありながら、発酵過程で生成される特有の健康成分をたっぷり蓄えている点が大きな魅力です。