疲労骨折は骨の連続性が断たれる疾患であるため、湿布や痛み止め薬だけで骨が癒合することはありません。治療の基本原則は「局所の安静(免荷)」です。骨折の程度や部位によって選択されるアプローチは異なります。
痛みが強く骨折線がはっきりしている場合は、患部の可動を抑えるために2〜3週間のギプス固定や着脱可能なシーネ固定、専用ブーツが用いられます。松葉杖を使用して体重をかけない免荷期間を設けることも珍しくありません。
骨の癒合と完治までの全治目安は通常6週間〜8週間とされています。痛みが引いたからといって4週間前後で運動を再開すると、骨癒合が未完成のまま再骨折を起こし、難治性の偽関節や長期離脱に追い込まれるため、医師のレントゲン・画像確認が出るまで自己判断での負荷増大は厳禁です。