Q1:唇の内側にできた透明な水ぶくれを放置するとどうなりますか?
A1:多くは粘液嚢胞ですが、自然消失するケースは稀です。放置すると会話や食事の刺激で肥大化したり、繰り返し噛んでしまうことで組織が硬く線維化し、摘出手術の切開創が大きくなるリスクがあります。早めに歯科口腔外科を受診し、根本原因である小唾液腺ごと処置することをおすすめします。
Q2:唇のできものの切除手術は痛いですか?傷跡は残りますか?
A2:手術時は局所麻酔を十分に行うため、術中の痛みはほぼありません。麻酔の注射時にチクッとする程度です。処置自体は15〜30分程度で終了します。唇の内側粘膜は血流が極めて豊富で組織の再生能力が高いため、適切な縫合が行われれば数カ月で傷跡はほとんど目立たなくなります。
Q3:唇の裏に白や黄色の小さなツブツブが密集していますが、病気でしょうか?
A3:痛みがなく、平坦あるいはわずかに隆起した微細な顆粒が散在している場合、「フォアダイス(異所性皮脂腺)」の可能性が極めて高いです。本来は皮膚にあるべき皮脂腺が口唇粘膜に生じた生理的な現象であり、病原性や感染性は一切ありません。治療の必要はなく、そのまま放置して問題ありません。
Q4:痛みのない唇のできものが「口唇がん」である可能性はどのくらいありますか?
A4:頻度としては非常に低く、口腔悪性腫瘍全体の数パーセント程度です。ただし、60歳以上、長年の喫煙歴や過度の日焼け(紫外線暴露)歴がある方で、下唇に2週間以上治らない硬いしこりや潰瘍がある場合は、初期の口唇がんを念頭に置いた精密検査が必要です。