五苓散は二日酔いに効く?飲む前・翌朝の正解とツムラ17番の真実

五苓散は二日酔いに効く?飲む前・翌朝の正解とツムラ17番の真実

五苓散は二日酔いに効く?飲む前・翌朝の正解とツムラ17番の真実に関する基本知識をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

薬局やドラッグストアの店頭で「二日酔いに効く漢方」を探す際、五苓散の隣に必ず並んでいるのが「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」です。両者は似て非なるアプローチを持っており、症状を見誤って選択すると十分な恩恵を受けられません。

処方名・項目ターゲットとなる主症状作用機序・アプローチ編集部の見解・おすすめタイプ五苓散
(ツムラ17番 / クラシエ等)ズキズキする頭痛、吐き気、顔や手足のむくみ、水様性の下痢、口渇アクアポリン調節による利水作用。細胞内外の水分バランスを是正水分代謝の破綻が主原因の人向け。酒を飲むと顔がむくむ、水分が胃に溜まる感覚がある場合の第一選択肢。黄連解毒湯
(ツムラ15番等)顔面紅潮、胃のムカムカ・胸焼け、強い熱感、イライラ、動悸強力な「清熱瀉火(せいねつしゃか)」作用。体内の炎症と熱感を急冷するアルコールによる胃炎や充血が主原因の人向け。赤ら顔になりやすく、胃が焼けるように熱いタイプの二日酔いに適応。肝臓エキス・ウコン系
(医薬品・指定医薬部外品)翌朝の全体的な倦怠感、体が重い、疲労感の残存肝血流の促進、肝細胞の修復補助、胆汁分泌促進による代謝アシスト水分異常よりも肝臓の解毒キャパシティを超えた疲労感がメインのケースに有効。五苓散との併用も実務上多い。

自身の二日酔いが「頭痛や水滞による吐き気」なのか、それとも「胃壁の熱感や全身の炎症」なのかを見極めることが、漢方選びで失敗しないための分水嶺となります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。