深夜2時すぎ、闇に包まれた幹線道路でアスファルトが突如破砕し、幅およそ8メートル、深さ5メートルを超える大穴が開いた。走行中だった大型車は前輪から一気に落下し、車体後部だけを地上に残して垂直に近い形で宙づりとなった。現場へ急行した消防とレスキュー隊の前には、第二次崩落の危険が差し迫る極限の状況が横たわっていた。
救助隊は大型クレーン車で車体を吊り上げて固定しつつ、崩落が続く破砕面の隙間から慎重に車内へのアプローチを試みた。車内に取り残されていたドライバーは、激しい衝撃で脚部を圧迫されながらも意識を保ち、救助隊の呼びかけに必死に応答。発生から約3時間に及ぶ苦闘の末、特殊救助隊の手によって運転手は無事に引き揚げられ、即座に救急搬送された。命に別状はないと発表されている。現場周辺は現在も警察庁による全面通行止めが続いており、大型重機を用いた大規模な地盤補強と状況調査が急ピッチで進められている。