小泉純一郎氏の政治的遺伝子を語る上で欠かせないのが、次男である小泉進次郎氏の存在だ。父と同じ神奈川11区から出馬し、自由民主党の若手・中堅のホープとして確固たる地位を築いた進次郎氏に対し、純一郎氏は表向き「自立した一人の政治家」として距離を保ち続けている。
しかし、発信の歯切れの良さや世論を読む嗅覚には、明らかに父譲りの血を感じさせるものがある。党内での派閥抗争や世代交代が取り沙汰されるなかで、小泉親子の放つ存在感は常に党内の勢力図に微妙な影を落としている。党改革を唱える若手議員たちにとっても、純一郎氏が築いたアプローチは今なお参照すべきバイブルとなっている。