描いたものを誰かに見せ、共感を得るサイクルも劇的に加速している。ピクシブ株式会社が運営するプラットフォームをはじめ、ソーシャルメディア上では日々膨大な数の人物画が投稿され、批評と称賛が交わされる。
かつては閉ざされた世界だった技術の共有も、オープンなカルチャーへと変化した。プロのイラストレーターがわずか数十秒のショート動画で描き方のコツを伝授し、それを見た初心者が即座にペンを取る。上手い下手という旧来の物差しを超えて、独自のセンスやユニークなキャラクター性が瞬時に何万人もの目に触れるダイナミズムが、描き手のモチベーションを絶え間なく刺激している。