連載開始から四半世紀以上にわたり、読者コミュニティや考察班の間では世界政府マークの元ネタについて活発な議論が交わされてきました。SNSや考察掲示板で指摘されている代表的なモデルには、以下のような実在の意匠があります。
- 五輪(オリンピックシンボル):5大陸の結束を示す近代五輪のマークに対し、世界政府マークは中央集権的な十字配置へ改変されているという見方。
- 国際機関のシンボル(NATOや国連):方位を示す羅針盤や地球を囲む意匠など、平和維持を掲げながら強大な軍事力を統制する現実の国際機関との類似性。
- ケルト十字・キリスト教的十字架:宗教的な「唯一神支配」を想起させる構造であり、マリージョアを「聖地」、天竜人を「神」と呼称する世界観と合致。
さらに近年、エッグヘッド編においてDr.ベガパンクが全世界へ発信した「かつて世界は海に沈められ、海面が200メートル上昇した」という衝撃的な歴史の開示により、マークの地理的意味合いはより恐ろしいリアリティを帯びてきました。レッドラインの頂点に位置するマリージョアだけが水没を免れ、周囲の4つの海を眼下に見下ろすという地政学的優位性こそが、マーク中央の円が持つ「特権的な高さと支配」の根拠だったという事実です。