厚塗りのやり方完全解説|初心者が色が濁る理由と立体感を出す決定打

厚塗りのやり方完全解説|初心者が色が濁る理由と立体感を出す決定打

これさえ読めば安心! 厚塗りのやり方完全解説|初心者が色が濁る理由と立体感を出す決定打の導入方法を順番に解説します。

Q1:厚塗りをするといつも顔が平面的になってしまいます。立体感を劇的に出すコツはありますか?
A1:顔を「凹凸のある幾何学的な面」として捉え直すことが肝要です。特に鼻の側面、上唇の影、眼窩(目のくぼみ)の3箇所に、ベース肌色より明確に明度の低い影を太いブラシで配置してください。平面的になる原因の多くは、パーツの周囲をエアブラシ等の柔らかいグラデーションだけで塗ってしまい、面の切り替わり(稜線)が存在しないことにあります。まずはカクカクとした粗いタッチで面の角度を定義してから、必要な境界線だけを部分的にぼかしてみてください。

Q2:線画を完全に消す勇気が出ません。線画を残したまま厚塗り感を出す方法はありますか?
A2:いわゆる「ブラシ塗り」や「半厚塗り」と呼ばれる手法が有効です。線画レイヤーの不透明度を60〜70%に落とし、線画の色を黒から「周囲の固有色になじむ暗い茶色や赤紫」に変更(線画色変更機能やクリッピングを活用)します。その上で、一番上に新規通常レイヤーを作成し、線画の角や交差する部分を部分的に上からペイントして塗り潰していきます。線の存在感を要所要所で曖昧にするだけでも、線画の安定感と厚塗りの重厚感を両立させることが可能です。

Q3:厚塗りの仕上げでイラスト全体を一段引き締めるプロの裏技はありますか?
A3:描き込みが完了した最終段階で、結合したレイヤーの上に「オーバーレイ」または「焼き込み(リニア)」レイヤーを配置し、大まかな光の流れ(エアブラシでの淡い黄色やオレンジ)と、影の深み(淡い青や紫)をふわっと乗せてコントラストを再調整します。さらに、全体のトーンを均一になじませるために、極小の微細なノイズ(粒子感)を1〜2%程度オーバーレイで付加すると、デジタルの平滑さが消え、本物のキャンバスに描かれた油彩画のような豊かなテクスチャが手に入ります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。