最高経営責任者(CEO)のティム・クック(Tim Cook)氏が率いるアップルは、近年のiOSアップデートを通じて通話インフラの再定義を推し進めてきた。その中核を担うのが「ライブ留守番電話(Live Voicemail)」だ。相手がメッセージを吹き込んでいる最中に、画面上へリアルタイムでテキスト文字起こしが表示されるこの機能は、従来の留守電体験を一変させた。
特筆すべきは、この処理がクラウドを経由せず、端末内のニューラルエンジンによって完全ローカルで完結する点にある。通信キャリアの有料オプションに加入していなくても、端末側で自動応答し音声を録音・可視化できる。見知らぬ番号からの着信時、要件の冒頭をテキストで確認してから応答するか否かを瞬時に判断できる利便性は、迷惑電話対策としても絶大な効果を発揮する。