洋蘭の普及と品質向上を担う日本洋蘭農業協同組合をはじめとする専門組織では、栽培環境に適した植え込み資材の選択を推奨している。現在、国内の園芸産業において広く流通している資材は、主に水ゴケとバークの2種類だ。
保水性の高い水ゴケは乾きにくいため、水やりの間隔をしっかり空ける必要がある。逆に排水性と通気性に優れたバークチップは乾きが早いため、水やりの回数をやや多めに設定する。また、成長期である初夏から初秋にかけては、水やりと同時に薄めた液体肥料を少量与えることで、翌年の開花に向けたエネルギーを効率よく蓄えさせることが可能だ。ただし、休眠中の冬場に肥料を与えるのは根を痛める原因となるため厳禁である。