GRIPS修了生の就職先や進路は、学生の入学形態(派遣生か一般入学者か)によって大きく2つのルートに分かれます。
まず、全体の過半数を占める公務員・省庁派遣生の場合、修了後は元の所属組織(霞が関各省庁、地方自治体、出身国の政府機関)へ復帰します。GRIPSでの修士課程や博士課程の修了、および定量的政策分析スキルの習得は、省庁内での政策立案部門への配置転換や、将来的な幹部登用(審議官・局長クラス)、さらには在外公館(大使館)やOECD、IMFといった国際機関への出向における強力なアドバンテージとなります。
一方、一般入学者や留学生の出口戦略としては、以下のような進路が目立ちます。
- 国際機関・国際開発援助機関:国際連合(UN)諸機関、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)、JICA、国際NGO。
- シンクタンク・コンサルティングファーム:日本総合研究所、三菱総合研究所、野村総合研究所、大手外資系コンサルティング会社のパブリックセクター部門。
- 大学・研究機関:国内外の大学における専任教員(助教・准教授)、国立研究開発法人の研究員(博士課程修了者)。
- 民間企業の政策渉外部門:巨大テック企業やエネルギー関連企業のガバメント・リレーションズ(GR)担当者。
政策とビジネスの交差点が複雑化する現代において、「政府の政策形成プロセスを熟知し、定量的エビデンスに基づいて提言できる人材」に対する民間企業の需要は年々高まっています。