せっかく店舗まで運んだのに引き取ってもらえなかった――そんな悲劇を避けるためには、持ち込み前の自前検品が必須だ。マーロウでは容器の再利用(リユース)を前提としているため、検品基準は想像以上に厳格に設定されている。
まず第一のハードルが「ヒビや欠け」の有無だ。特に飲み口(フチ)の周りにある、肉眼では見落としがちな微細な欠け(チップ)も一発でNGとなる。第二に「目盛りのプリント剥げやガラス表面の目立つ傷」だ。耐熱ガラスとしての強度が落ちているものや、計量カップとしての美観を損なっているものは再利用ラインに乗せられない。
第三のポイントは「汚れや臭い」の付着である。プリンの油脂分がこびりついていたり、他の料理の匂いが染み付いていたりすると店舗側での再洗浄プロセスで落としきれない。そして第四に、他社製ビーカーや過去に販売された一部の特殊仕様モデルなど、再利用ライン対象外の型番も断られる。持参する直前には、明るい光にかざしてチェックする習慣をつけたい。