『HiGH&LOW』プロジェクト全体を率いたHIROとLDH JAPANの手腕は、日本のエンターテインメント史に大きな足跡を残した。従来のヤンキー・不良作品と言えば、泥臭いケンカや学園ドラマの枠に収まることが多かった。しかし本シリーズは、圧倒的なスケール感の美術セット、ダイナミックなカメラワーク、そして最先端の音楽を融合させ、アクション映画としての水準を劇的に跳ね上げた。
この革新的な世界観の中で、達磨一家が見せる「和」のテイストとストリートカルチャーの融合は際立った異彩を放つ。重厚なクラブサウンドと和太鼓が交錯する音響演出や、ハイレベルなノースタント・アクションは、国内外の映画ファンやクリエイターからも絶賛された。LDH JAPANが培ってきたダンスや身体表現のノウハウが、バイオレンスアクションの臨場感と芸術性を高める最高のマリアージュを生み出したと言える。