日本のマインドフルネス研究を牽引する日本マインドフルネス学会の専門家らも、滋賀県特有の地理的条件がもたらすメンタルヘルスへの好影響に深い関心を寄せる。中でもマインドフルネス・リトリートの場としての滋賀県と琵琶湖の存在感は際立っている。
広大な琵琶湖のゆらぎや水面が反射する光、周囲を囲む比良山系の山並みが与える視覚的・聴覚的刺激は、脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の過剰な活動を抑える効果があると分析されている。無意識のうちに脳が消費する莫大なエネルギーを節約し、精神的な疲弊を防ぐ。こうした学術的な裏付けが広まったことで、単なるリフレッシュ旅行ではなく、実効性の高いメンタルヘルス対策として現地を訪れるビジネスパーソンが増加の一途をたどっている。