映画『天気の子』レビュー!賛否両論の理由と結末の衝撃を徹底考察

映画『天気の子』レビュー!賛否両論の理由と結末の衝撃を徹底考察

映画『天気の子』レビュー!賛否両論の理由と結末の衝撃を徹底考察の最新情報を解説します。最新トレンドが詰まっています。

物語のクライマックス、祈ることで天気を晴れにできる「100%の晴れ女」天野陽菜は、天気の生贄(人柱)として人界から消え去り、東京の上空に広がる積乱雲の上の世界へ囚われてしまいます。陽菜が犠牲になったことで地上には久々の晴天が訪れ、人々は平穏な日常を取り戻しました。

しかし帆高は、警察の追手を振り切り、廃ビルの鳥居をくぐって雲の上の世界へ飛び込みます。そこで陽菜に向かって放った叫びが、本作を象徴する決定的なセリフです。

「天気なんて、狂ったままでいいんだ!」

大勢の見知らぬ他人が享受する青空よりも、たった一人の陽菜の命を迷わず選んだ帆高。陽菜の手を引いて地上へ戻った代償として、東京にはその後3年間にわたり雨が降り続き、低地帯の広範囲が完全に水没することになりました。

自己犠牲によって世界を救う神話的プロットを明確に拒絶し、「自分たちの選択によって世界を変えてしまった」という重い十字架を背負いながらも生きていく二人の姿は、予定調和を愛する映画ファンに大きな衝撃を与えました。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。