後年のインタビューやテレビ出演時に、彼女自身が語った当時の裏話も興味深い。あの「スプー」を描いた際、本人は決してウケを狙っていたわけではなく、画面に映る見本を誰よりも真剣に観察し、寸分違わず再現しようと全力を尽くしていたという。
「自分の中では完璧にスプーを描いたつもりだったのに、スタジオの周りのスタッフやゆうぞうお兄さんの顔がどんどん青ざめていって理由が分からなかった」と語る彼女の独占エピソードは、彼女の作品がいかに純粋な心から生まれているかを物語っている。この「悪意なき本気」が生み出すカオスこそが、他のタレント絵描きには絶対に真似できない領域なのだ。