本作の中心的柱となるのが、名実ともに日本を代表する国際的俳優・渡辺謙だ。数々のハリウッド大作で世界を魅了してきた彼が、本作で見せる迫真の演技は早くも撮影現場で語り草となっている。
渡辺が演じるのは、乱世の荒波のなかで自らの信念を貫き通す孤高の武将。重厚な甲冑を身にまとい、殺気立った殺陣を繰り広げる姿は、まさに真の歴史劇スペクタクルそのものだ。一瞬の表情の揺らぎ、低く響く声の重み。彼が画面に登場するだけで空間の密度が一変する。演技を超えた命の削り合いが、作品全体に尋常ざる熱量とリアリティを与えている。