2010年代半ば、平日昼の帯番組『ヒルナンデス!』は間違いなくひとつの黄金期を迎えていた。その中心にいたのが、豪快な食べっぷりと親しみやすい笑顔で爆発的な人気を獲得していた水卜アナ、通称「みとちゃん」と、鋭いツッコミと絶妙なフォローでスタジオを回す横山裕だった。
画面越しにも伝わる二人の波長。グルメロケでの容赦ないイジリと、それに対する水卜アナの愛嬌あふれるリアクションは、お決まりのコントでありながらもどこか微笑ましく、視聴者を飽きさせなかった。アイドルとアナウンサーという立場を忘れさせるような「近所の兄妹」のような空気感こそが、番組の視聴率を押し上げる大きな原動力となったのである。