検索窓に名前を打ち込むユーザーの思惑は様々だ。往年のニュースを懐かしむ声もあれば、SNSで偶然流れてきたまとめ動画をきっかけに興味を持った若年層のアクセスも少なくない。だが、実際に得られる情報の多くは過去の報道の焼き直しや、根拠の薄い推測記事が大半を占めている。
一次情報が極めて少ないこと自体が、ネット住民の想像力を掻き立てる燃料になってしまっているのが現状だ。デジタル空間では、ひとつの小さな噂がアルゴリズムによって拡散され、あたかも「新たな事実」であるかのように再生産されるリスクが常につきまとう。