冬の訪れとともに投稿が一気に増えるのが、X (旧Twitter)に流れてくる膨大なポケモンドーナツの画像だ。整った愛くるしい表情を浮かべる優等生な一品がある一方で、パーツの位置が微妙にズレたシュールな個体も混ざっている。写真とともに「うちに来たピカチュウ、なんだか疲れてる?」「ちょっと顔が崩れていてジワジワくる」といったつぶやきが拡散され、何万ものいいねを集める光景はもはや冬の風物詩だ。
完璧なデジタルグラフィックを見慣れた現代人にとって、この「崩れ」や「ズレ」は予期せぬユーモアとして映る。意図して作られた完成品にはない隙が、人々の投稿欲求を強烈に刺激しているのだ。