1980年代後半、アニメ制作会社のサンライズが世に送り出したTVアニメシリーズは、日本のハードボイルド・アクションの金字塔として金字塔を打ち立てた。都会の夜の暗闇に重厚なジャズとシティポップが流れるなか、バズーカ砲をぶっ放す男のシルエットはあまりにもスタイリッシュだった。
声優の玄田哲章氏が吹き込んだ深みのある低音ボイスは、キャラクターの無骨さと可愛らしさを完璧に同居させた。喫茶店キャッツアイのエプロンを身にまとい、照れながらコーヒーを淹れる日常と、銃撃戦で見せる狂気的な強さ。この落差こそが、世代を超えてファンを魅了し続ける最大の仕掛けなのだ。