現代の春商戦を最も力強く牽引しているのが、世界的なエンターテインメント企業による洗練されたアプローチだ。ウォルト・ディズニー・カンパニーは、おなじみの人気キャラクターたちにウサギ耳や春らしいモチーフをあしらった限定デザインを毎年展開。日本国内では東京ディズニーリゾートで開催されてきた華やかな「イースター・パレード」が春の風物詩として定着し、テーマパーク全体の熱気を一気に高める役割を果たしてきた。
対する日本のファンシー文脈を代表する株式会社サンリオも極めて意欲的だ。ハローキティやシナモロール、クロミといった看板キャラクターがうさ耳フードやパステルカラーの衣装を纏う限定グッズを次々と投入。海外の伝統文化に日本独自の「カワイイ」を掛け合わせたコラボレーション商品は、国内のファンのみならずインバウンドの観光客からも絶大な支持を集めている。