火成岩は、マグマが冷え固まってできた岩石の総称ですが、冷え固まる「場所」と「時間」によって大きく2つのグループに分かれます。この形成環境の違いが、顕微鏡で観察した際の岩石の組織(見た目の構造)に決定的な差を生み出します。
地表付近や地表で急激に冷え固まった火山岩は、結晶になりきれなかったガラス質の部分(石基)の中に、小さな結晶(斑晶)が散らばる斑状組織を形成します。急冷されるため、鉱物が大きく成長する時間がなかったという物理的背景を理解することが肝要です。
対照的に、地下深くで高圧を受けながら数万年から数十万年以上の時間をかけてゆっくり冷え固まった深成岩は、すべての鉱物が十分に大きく成長し、隙間なく組み合わさった等粒状組織を作ります。イラストや顕微鏡写真のスケッチ問題では、この「結晶の粒の大きさの均一さ」が最大の判別基準となります。