緑内障の点眼薬を美容目的で自己流に使用することには、極めて高い危険が伴います。
緑内障治療用の点眼液は、眼球内に有効成分を行き渡らせるために設計されており、まつ毛の生え際に塗布するための粘性や容器構造にはなっていません。薬液が過剰に流れ込んで健康な眼球に作用すると、正常な眼圧を不必要に変動させ、視機能に悪影響を及ぼす可能性があります。
とりわけ深刻な問題となっているのが、海外通販サイトや個人輸入代行の危険性です。医師の処方箋なしに安価で手に入る海外製ルミガンやそのジェネリック品を購入するトラブルが後を絶ちません。
個人輸入で入手した製品には以下のような致命的なリスクがあります。
- 偽造品・劣悪品の混入:有効成分の濃度が異常に高い、あるいは不純物や有害物質が混入している事例が存在する。
- 非衛生的な製造環境:無菌状態が保たれておらず、重篤な眼感染症を引き起こす恐れがある。
- 救済制度の対象外:重い後遺症や健康被害が発生しても、公的な「医薬品副作用被害救済制度」が一切適用されず、自己責任となる。