親知らず抜歯後の運動はいつから?筋トレやランニング再開の安全基準

親知らず抜歯後の運動はいつから?筋トレやランニング再開の安全基準

親知らず抜歯後の運動はいつから?筋トレやランニング再開の安全基準に関する疑問や疑問点を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。

運動と並んで注意すべきなのが、血管拡張を促す生活習慣との複合的なリスクです。ネット上では「サウナで汗を流せば抜歯後の老廃物が抜けて回復が早くなる」「入浴で体を温めた方が血行が良くなり治癒が進む」といった誤った言説が散見されますが、これは医学的に極めて危険な誤解です。

抜歯後24〜48時間以内に入浴(湯船への浸水)やサウナを利用すると、末梢血管が拡張して全身の血流が増加し、運動を行ったのと全く同じ再出血メカニズムが働きます。抜歯当日はぬるめのシャワー程度で済ませ、サウナや長時間の半身浴は術後最低でも3〜4日、できれば腫れが完全に落ち着く1週間後まで控えるのが鉄則です。

さらに、運動後のプロテイン摂取や水分補給の際にも落とし穴があります。ストローを使ってシェイカーやペットボトルからドリンクを吸い込むと、口腔内に強い陰圧が発生します。この陰圧によって、せっかく定着しかけていた血餅がスポンと吸い出されてしまうリスクがあるため、術後数日間はコップから直接ゆっくりと水分を口に含む配慮が求められます。

【プロの結論】安全に運動を再開できる人の条件・慎重になるべき人の判断基準

臨床的な見地から導き出される、運動再開の可否を判断するための具体的な基準は以下の通りです。カレンダーの日数だけでなく、自分自身の身体状態を冷静にセルフチェックしてください。

【安全に運動を再開できる人の条件】
・抜歯後4日以上が経過し、患部からの出血や滲出液が完全に止まっている
・処方された痛み止めを服用しなくても、安静時にズキズキとした拍動痛がない
・口を大きく開けても創部に強いツッパリ感や痛みが走らない
・通常の食事をしっかり摂取できており、エネルギー不足や貧血感がない

【運動を直ちに中止し慎重になるべき人の条件】
・ツバを吐いたときに鮮血やピンク色の液体が混ざっている
・頭を下げたり階段を駆け上がったりした際に、抜歯部位にドクドクと響く痛みがある
・下あごや頬の腫れが日に日に強くなっている、または37.5度以上の微熱がある
・骨の切削や歯肉の大規模な切開を伴う「完全埋伏智歯」の難抜歯であった

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。