『まいんちゃん』の放送終了を迎えた2013年以降、多くの子役が直面する「イメージの脱却」という課題に福原遥も直面します。世間が求める「まいんちゃん」像があまりに強烈だったため、大人の女優への移行は容易ではないと見られていました。しかし、彼女は多角的なフィールドで自己表現の幅を広げていきました。
まず2012年、女子中学生向けファッション誌『ピチレモン』の専属モデルオーディションで、約9,000人の応募者の中からグランプリを受賞。同世代の女子中高生からファッションアイコンとしての熱狂的な支持を集め、読者投票でも常にトップクラスの人気を誇りました。この経験により、従来の「お茶の間の妹」というイメージから、同世代が憧れるモデルへと認知を拡大させます。
さらに2017年には、テレビアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』(テレビ朝日系)のオーディションを突破し、有栖川ひまり/キュアカスタード役に抜擢。幼少期からの憧れだった声優業に本格挑戦し、声のトーンや抑揚だけで感情を表現する高度な声優スキルを習得しました。
そして2015年、大手芸能事務所「研音」への移籍が決断されます。バラエティやタレント活動に安住することなく、「生涯をかけて芝居と向き合う本格女優になる」という明確な覚悟のもとでの選択でした。この事務所移籍を機に、映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』やドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など、話題作で強い印象を残すバイプレイヤーとしての地位を確立していきました。