Q1:妊娠超初期症状として母乳が出ることはありますか?検査薬が陰性なら安心ですか?
A1:着床直後の妊娠超初期にホルモンの急変動で乳頭から分泌液が出るケースは稀にありますが、通常の妊娠初期(妊娠4〜5週以降)であれば市販の妊娠検査薬で明確な陽性反応が出ます。検査薬で陰性が出ているにもかかわらず白い乳汁が続く場合は、妊娠による変化ではなく、ストレスや薬の影響、あるいは高プロラクチン血症など内分泌系のトラブルを疑って婦人科を受診するのが適切です。
Q2:普段飲んでいる市販の胃薬やサプリメントでも母乳が出ることはありますか?
A2:市販の総合胃腸薬や一般的なビタミンサプリメントで乳汁分泌が起きることは稀です。しかし、医療機関で処方される抗うつ薬(SSRIや三環系)、抗不安薬、胃潰瘍・逆流性食道炎治療薬(スルピリドやドンペリドン、H2ブロッカー)、一部の降圧薬などは、ドーパミンの働きを抑える副作用があり、高い頻度でプロラクチンを上昇させます。処方薬を飲んでいる方は、お薬手帳を持参して受診してください。
Q3:搾ると少しだけ透明〜白い液が出るのですが、病院に行くべきですか?
A3:授乳経験のある女性の場合、卒乳後数年が経過していても強く搾れば微量の分泌物が出ることがあり、生理痛や排卵の乱れがなければ直ちに異常とは言えないケースもあります。ただし、「触っていないのに下着が汚れる」「片胸だけから血性の液が出る」「生理不順を伴う」のいずれかに該当する場合は、病的な原因が隠れている可能性が高いため、自己判断で搾るのを直ちにやめて受診してください。
Q4:高プロラクチン血症と診断された場合、不妊治療はどう進めますか?
A4:高プロラクチン血症による排卵障害が判明した場合、まずはカベルゴリン(カバサール)やブロモクリプチンなどの内服薬を用いて血中プロラクチン値を正常域まで下げます。ホルモン環境が整えば自然に排卵が再開するケースも多く、必要に応じて排卵誘発剤を併用しながらタイミング法や人工授精へと進めるため、過度に悲観する必要はありません。